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| 西南戦争によって異常な活気を取り戻した浮世絵師たちも、戦争が終ってみれば、いわば戦争の仇花であり、際物の景気であって、また元の木阿弥であって再び沈滞時代に戻った。 それから17年後、明治27、28年の日清戦争が始まったので、版元や浮世絵師たちは、夢よもう一度と日清戦争錦絵を描いたが、すでに急速に文明開化は進み、写真、印刷技術などは長足の進歩を遂げ、新聞も普及して、速報性、価格の点で勝負にならず、絵師たちの世代交代も進み、西南戦争当時活躍をした人々も姿を消し、稚拙な錦絵などは顧みられず、再びブームは起こらなかった。 また10年後の明治37、38年の日露戦争では、錦絵はまったく姿を消してしまった。 |